『すごいね!みんなの通学路』読書感想文の書き方【例文あり】

こちらのページでは、2018年「青少年読書感想文全国コンクール」課題図書(小学校中学年の部)
『すごいね!みんなの通学路』読書感想文の書き方の例文着眼点の例をご紹介いたします。


すごいね!みんなの通学路 (西村書店)
著者:ローズマリー・マカーニー・文 西田佳子・訳
大型本: 32ページ ←たったの!
本体価格:1,500円
ISBN978-4-89013-982-8

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『みんなの通学路』は読書が苦手な人に!
『すごいね!みんなの通学路』着眼点の例
感想文の書き方【例文】
課題図書その他の3冊の紹介
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『すごいね!みんなの通学路』は読書が苦手な人におすすめ!

読書感想文の課題図書をいくつか選定する際、特に小学生向けの本の場合「難読症」か、難読症とまではいかなくても「読書がどうにもこうにも苦手な子供」を考慮して、他の課題図書より活字が極端に少ない本も各学年ごと1冊づつ選定されるならわしです。

2018年の今年、小学学校中学年の部においては、今回紹介するこの『すごいね!みんなの通学路』がその一冊。全べーじで32ページであり、内容は、各ページは写真が中心であり、文字はその説明程度。大人なら3分程度で読める内容です。

全文読み聞かせ『すごいね!みんなの通学路』・・立ち読み気分(^∇^)″

『すごいね!みんなの通学路』着眼点の例

ものごとを判断するためには、そのための「判断材料」が必要になります。つまり豊富な情報を得ることが判断には欠かせません。

自分が幸せか不幸か?自分が恵まれているのかいないのか?などは、さまざまな情報を知り「比較」することで感じ方は変わってくるものです。

本書『すごいね!みんなの通学路』は、世界の子供たちが、勉強をするためにどのような通学路をどのような通い方をしているのかを、日本の子供たちに知ってもらえる内容となっています。

多くの日本の子供たちは本書を読むことで「日本がどれだけ恵まれているか」に気づくでしょう。

そのため、本書を読み読書感想文を書くにあたっては、次の点を着眼のポイントにし、感想文の中で掘り下げるとよいでしょう。もちろんすべてに触れる必要はありません。自身がピンときたテーマを掘り下げてください。
 

『すごいね!みんなの通学路』着眼ポイントの例
     
    日本がどれだけ恵まれてるかの発見
    日本がなぜこれほど恵まれているのかの理由を考える
    事実を「知る」ことの大切さ
    事実を「比較」することの大切さ
    そもそもなぜ学校に通う必要があるのか?
    「学べる環境」を得ること・与えることの大切さ
    学べる環境と学べない環境が与える「結果」の違い
    助け合うことの大切さ
    今後の世界のありかた
    自分にできることはなにか?
    人として大切なことはなにか?

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『すごいね!みんなの通学路』読書感想文の書き方【例文】

読書感想文を書くにあたっての「コツ」「構成」「話の広げ方」「多角的な考え方」などは下記のページに書かれています。中高生向けではありますが、ご家族からお子様への書き方のアドバイスをする際にも参考になる点があると思いますので一読してみてください。


読書感想文の書き方のコツ
(テンプレートつき)

 
提出の際の文字数の要件、提出させる趣旨(目的)・・・

用紙・字数
小学校中学年の部(3、4年生)本文 1200字以内
※句読点はそれぞれ1字に数えます。改行のための空白か所は字数として数えます。
※題名、学校名、氏名は字数に数えません。

趣 旨
・より深く読書し、読書の感動を文章に表現することをとおして、豊かな人間性や考える力を育む。更に、自分の考えを正しい日本語で表現する力を養う。

 
※漢字の部分は学年にあわせ「ひらがな」に変更してください。

便利な文字数カウンター

『すごいね!みんなの通学路』(読書感想文の書き方の例)

『すごいね!みんなの通学路』を読んで

私は朝起きるのがつらく、学校に行くのをいつもおっくうにに思っていました。着替えるのも面倒、歯を磨くのも面倒、食事をするのも面倒・・・毎朝そんな風に思いながら起き、なんとか玄関をでていました。

そんな私をみかねて読書感想文の課題図書の中から、お母さんが選んで買ってくれたのがこの本でした。

この本は、世界中の小学生がどのように学校に通っているかを写真とともに紹介する本でした。紹介されている多くは、川を舟で渡ったり、災害の後の荒れた道や、川を歩いて渡ったりといった厳しい環境で学校にかよう光景でした。

著者のローズマリー・マカーニーさんは、カナダ出身で国連大使などを務める方であり、女性の人権や貧困から救う活動家として有名な人です。おそらくこの『すごいね!みんなの通学路』もそんな著者の視点で、先進国の人に世界の現状を知らせるために書かれた本に違いありません。

特に私が注目した点は、一番初めの頃に出てくる、日本の被災地の子供たちの通学路の様子でした。なぜかといえば、その光景が私の通ういつもの通学路とはまったく違う悲惨な状態だったからです。「同じ日本なのに・・」という印象を受けたためです。

本の中にはもっと大変そうな通学路を通う子供たちの様子もたくさん掲載されていました。しかし「外国の話だし」という思いが強く、現実感や身近さがあまり感じ取れなかったのですが、同じ日本にいながら悲惨な通学路を通っている子供たちが大勢いる事実にショックを受けたのです。

また、断崖絶壁の細い道を通う中国の通学路にも驚かされました。学校に通うのにも命がけだと思ったからです。この写真を見た時は、正直私は「日本に生まれてよかった」と思いました。

私は頼んで日本に生まれたわけではなく、たまたま生まれたのが日本だったわけですが、この事実に幸運さや運の強さを感じてしまったのです。でも、逆に偶然中国に生まれた写真の子供たちは可哀そうだとも感じました。

私は時々大人から「人は人、自分は自分と考え他人と比較することをせず、自分のやりたいことを迷わず一生懸命することが大切だ」という話を聞かされていました。

そんな自分だったので、他人と自分を比較することは良くないという考え方をしていましたが、この本を読んで、いろいろな立場や環境で暮らしている人と自分を比べることで、自分の恵まれている立場に気づけることもあると知りました。

著者のローズマリー・マカーニーさんも、きっと比べることでこれからどのように考えて生きていけばいいかを伝えたかったのだと思います。

私の朝寝坊を止めさせようと、お母さんになかば無理やり押し付けられた本でしたが、大変な通学路を使って学校に通う世界中の子供たちの様子を理解したことで、これからはできるだけお母さんの希望どおり寝坊はせず、早寝早起きを心がけようと思いました。(1170文字)
 

2018「青少年読書感想文全国コンクール」小学校中学年用の課題図書ほかの3冊

小学校中学年の課題図書は『すごいね!みんなの通学路』を合わせ計4冊です。

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